α7RM5導入しました!
- takunc54

- 2022年12月31日
- 読了時間: 5分

こんにちは。
2022年最後の更新になります。今回は、α7RM5を導入しました!というお話です。
α1導入時は色々悩みましたが、α7RM5はα7RM3からの買い替えで即決しました。
私はローパスフィルターレスであることと、高画素であることに魅力を感じています。高画素であることは必要ですが、6千万画素まではいらないと思っています。トリミング耐性があれば充分と考えています。どちらかというとローパスフィルターレスのキレッキレの画像の方が重要度が高いです。
(ローパスフィルターとはビルなど固定パターンが続く被写体を撮影したなどに、偽色やモアレといった本来存在しない色の模様などが写ってしまうことを抑制するために入っているものです。このローパスフィルターによって本来の画素数から少し画質を劣化させています。ローパスフィルターを外すことによってカメラ本来の能力が発揮できるようになります)
しかし、WEB記事などでよく見る「私にはそこまで高画素は必要ないから買わない」という選択はしません。大きなメリットが一つでもあれば、デメリットを少なくする方法を探せば済むと思っているからです。
高画素で言われるデメリットの代表的なものが「高感度ノイズ」ですが、今のカメラのレベルだと低画素にしたからノイズ耐性が飛躍的に良くなるということはないと思っています。気になればノイズを減らしてくれるソフト等を使えば問題ないと考えます。
「RAWデータが大きすぎる」という意見もよく目にしますが、これだけ動画全盛の時代にそんなに問題になるほどのデータの大きさでしょうか?α7RM5のRAWデータは非圧縮RAWだと1枚120MBほどになりますが、動画4Kデータの1分1GBなどのサイズと比較するとかわいいものです。「大量に撮ってないからだ」という反論が出てきそうですが、私は年間4TB以上撮影しています。これが多いのか少ないのか異論はあると思いますが、RAWデータが大きいことで困るようなことはありません。
そもそもマイクロソフトがWindows10以降しかサポートしていない現状を鑑みると、最低スペックのPCでも一昔前の高スペックPCに匹敵しており、長時間待たなければならないことやフリーズしてしまうようなことはないはずです。
極めつけが、α7RM5にはロスレス圧縮RAWというデータが50~80%程度の大きさになるRAWが採用されました。これによってRAWデータのサイズが50~80MB程度になり、α7RM3のRAWと同等のサイズになります。
これらの理由から高画素機であってもメリットの方が大きいと判断しています。
そもそも私が高画素であることと、ローパスフィルターレスであることがいいと思っている理由はプリントにあります。さほどプリントすることはありませんが、写真展などでプリントされた写真を見ると「高画素機でよかった」「ローパスフィルターレス」でよかったと思ったのがきっかけです。



それでは、α7RM5を導入した次の理由に移ります。
α7RM5は液晶モニターがチルト(上下)にもバリアングル(横と反転)にも可動できるようになりました。これは縦位置を撮ることが減った自分には大きなポイントではなかったのですが、出来ないよりは出来た方がいいですね。縦位置のローアングルにはいいと思います。


α7RM5を導入した最大の理由の一つがAFの進化です。
α7RM3にはリアルタイム瞳AFが搭載されていて、人物と動物の瞳を認識してAFでフォーカスを合わせてくれる機能が付いていました。α7RM5はリアルタイム認識AFと名を変え、新たに鳥、列車・車、飛行機、昆虫も認識対象が増えました。従来の人物や動物瞳AFの認識力もアップしました。
瞳だけでなく、フォルムも認識できるようです。例えば、動物が後ろを向いたときには動物のフォルムを認識して表示するといった具合にです。
先日、茨城県の百里基地でブルーインパルスの展示飛行があったので試し撮りしてみました。
ちゃんと飛行機の先端を認識しています。公式情報ではどんな飛行機を対象としているかまでは記載がないですが、戦闘機でもイケそうです。ヘリコプターまで認識したのは驚きました。




飛行機のこのサイズ感でも高い認識力を発揮してくれました。
基本的には先頭の飛行機の先端部分を拾いに行こうとするようです。
こんな風にα7RM3からAFがかなり進化したのも導入した一因です。野生動物撮影時にはα1を使いますが、α7RM5もサブとして使うことを想定しているのでAF能力アップはありがたいです。
ちなみに普段は、
α7RM5に広角・標準系のレンズ
α1に望遠系のレンズを装着して使いわけています。


今度は画質についてです。これはまだプリントしていないのでわからないですが、画面で見る限りノイズやダイナミックレンジで高画素による劣化の心配はないようです。
高尾山でダイヤモンド富士を撮影してきました。写真はその時の様子です。
このようにローパスフィルターレスと高画素、ロスレス圧縮RAW搭載、液晶モニターの稼働域の拡大、AFの進化というところが私の購入の理由です。書き忘れましたが、ロスレス圧縮が使えると連写機能も圧縮RAWより有利であることも理由の一つです(SDカードにしたのでスピードは最大でないですが、RAW+JPEGで100枚程度まで連写が続くのはありがたいです)
手振れ補正8段分も魅力でした。



私はL型プレートをカメラに付けるのが好きなんですが(縦位置でも固定力が増すのとプレートがアルカスイス規格になっていて三脚にそのまま装着できるから)、今回も装着しました!
α1に付けていたものを移植したのですが、全然問題なく装着できました(代わりにα1に新たにクイックシューを購入しました)
※このL型プレートは新型が出ていて現在は販売されていないようです。
今回は、α7RM5を導入しました!でした。




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