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KANIフィルター(ハーフND)

  • 執筆者の写真: takunc54
    takunc54
  • 2020年6月18日
  • 読了時間: 4分

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こんにちは!今回はハーフNDフィルターのご紹介です。

ハーフNDフィルターとは画面上部と下部で明るさに大きな差異があるとき、明るい部分にNDフィルターを当てて光量を落としてあげるとカメラの明るさの再現幅に収まるというのが狙いのフィルターです。

NDフィルターは光の量を落とすフィルターとして知られていますが、実に様々なフィルターがあります。一般的には丸形のレンズのフィルター径に合わせた単色のものがメジャーですね。


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こういうやつです↑

NDフィルターの効果にはまず、濃度の違いがあります。

NDの型番の後に4とか8とか数字が付いていて、最大で10000まであります。

これだけでも大変な種類になるのですが、私が愛用しているのは角形のハーフNDです。

まず、なぜ角形である必要があるのかです。

ハーフNDフィルターは上下の明るさの差を埋めるために使うのですが、必ずしもその明暗差が真ん中に来るとは限りません。しかも明暗差の境界線はまっすぐであるとも限ません。つまり、ハーフNDの明暗差の境界線の位置を調整する必要があるのです。

そのためには、角形のフィルターを専用ホルダーに装着し位置を調整しやすくする必要があるのです。


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写真のような手順で装着します。このフィルターホルダーは角形フィルター以外にもPLフィルターが装着して併用できるようになっています。

フィルターの装着は上から溝に沿って差し込んでいくだけです。で、被写体ごとに明暗差の境界線を調整していきます。

光量を落としたい部分が上部でも下部でも境界線が斜めでも対応できます。

さらに、このフィルターホルダーのいいところはレンズのフィルター径ごとにそろえる必要がないことです。ホルダーに取り付けるアダプターをレンズごとに用意すればいいだけなのです。メーカーによってはアダプター付きの場合もあります(写真のKANIはアダプター付きで販売)

NDフィルターは高価ですからね。レンズごとに何枚も買うのは大変です。


で、私が愛用するタイプはもう一つの機能があります。


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ハーフNDフィルターで重要なのは、ND効果がかかる部分のグラデーションのかかり方です。

クッキリとしたグラデーションは明暗差が激しい場合には有効ですが、明暗差が緩い場合はグラデ―ションはクッキリとせずなだらかなグラデーションの方が便利です。

このフィルターは、グラデーション上部が緩めでグラデーション下部がクッキリとしていて一枚で2つの効果を使い分けることができます。


さて、では数あるフィルターメーカーの中からKANIを愛用している理由についてです。

上のような1枚で2枚分の効果が望めるものがラインアップされているのも理由の一つです。

しかし、最大の理由はNDフィルターの品質についてです。

NDフィルターというのは意外に色が付くのです。紫や茶色に被るんですよね。

ハーフNDフィルターは高価なため、ガラスでなくアクリルを使ったものが多く販売されています。

しかし、アクリルのものは特に傷つきやすく色かぶりが大きいのです。

私はハーフNDは長いこと使ってきましたが、KANIフィルターに出会う2017年ごろには嫌になってあまり使っていませんでした。そんなとき、海外メーカーで高品質なハーフNDフィルターがあると聞き試しに使ってみたら非常に良かったので導入することにしたのです。

KANIフィルターは傷に強く色かぶりが少なく、最近では透明部分の乱反射もよく抑えられています。



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私のハーフNDコレクションです。

左からKENKO製アクリルハーフND、真ん中がKENKO製ガラスハーフND、右がKANIハーフNDソフト0.9です。

乱反射についてはこの写真ではわかりにくいですが、グラデーション部分の境界線がクッキリしているか穏やかになっているかの差はお分かりいただけると思います。一般的にはKENKO製のように境界線がクッキリしているものが多いのです。KANIでもそういうラインアップはありますが、選択することができます。

この品質と選択肢の多さなどがKANIフィルターのいいところです。

KANIだけでなく使い分けているのは唯一の難点が価格が少々お高めということで、カメラ3台分は揃えられなかったということです。

メインカメラにKANIを使用し、ハーフNDの使用頻度が低いその他のカメラは仕方ないという割り切りです。ここでも使用頻度の高いものには予算をかけ、使用頻度の低いものの予算は抑えるという私の思想が反映されていますww


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上の写真がフィルターなしです。下の写真がフィルターありです(PLも併用)

明るい部分の光量を落とすことで色の濃度が濃くなります。また、画面下部の水面の反射も消えています。


いかがでしょう?


ホルダーセットが19800円(PLフィルター付き)

ハーフNDのDualPurpose GND0.75は22200円


お得なスターターセット

ホルダー(PLフィルター付き)とDualPurposeとND1000のセット 57300円


安くはないですが、品質や使いやすさ、ラインアップでは並ぶものはないと思います。


今回はKANIフィルター(ハーフNDフィルター)の紹介でした。







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