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ライダーハウスみどり湯

  • 執筆者の写真: takunc54
    takunc54
  • 2020年5月19日
  • 読了時間: 4分

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こんにちは!今日はツーリングについて書きたいと思います。

タイトルにあるライダーハウスとは、主にバイク乗りの格安宿です。基本的に男女別相部屋で寝具持ち込みで1泊1000円前後というのが多いですが、明確な定義はないです。古くは民家の軒先などをライダーに格安で提供したものだと言われていますが、業態は様々です。レストランの2階が提供されていて、そのレストランで食事することが条件であったり格安で食事できるようになっていたり、民宿の素泊まりの延長であったり、あるいは最初からライダー向けに計画されて作られたものもあります。また、料金も無料(自治体が運営しているところもあります)から2000円位と幅があります。その中でも最北の町稚内にあるライダーハウスみどり湯は、銭湯が運営するライダーハウスです。寝具ありで巨大な2段ベッドに40人ほど収容でき、バイクや自転車を駐輪するガレージも併設されています。だいたいライダーハウスは観光地にあることが多いので、付近に風呂やコンビニがあるケースはまれです。しかし、みどり湯は稚内市内にあるのでコンビニのセイコーマートや牛丼すきやまで徒歩で移動でき、バイクで少し走れば飲食店も数多くあります。絶景を求めて旅するには矛盾するのですが、いい感じに町の中心にないのが非常にいいところです。

みどり湯では21時になるとオーナー進行のもと飲み会が実施されます。旅人一人一人が自己紹介をするのですww飲み代はロビー?に設置された大五郎のボトルに任意で寸志(500円位)を入れて大五郎で賄われます(持ち込みOKです)このオーナーの進行のおしゃべりがまた強烈なんですよねww以前はカラオケ大会が実施されていました。カラオケマシーンにオーナーが好きな曲を入れたらマイクをポンと渡されるというww今はカラオケマシーンが古くなったということでカラオケ大会はなくなりました。そのかわり、飲み会終了23時間際に全員で肩を組んで松山千春の「大空と大地の中で」を歌うのですwwなかなかの珍しい光景なので、「ナニコレ珍百景」からもオファーが来たそうです(オファーが秋でかなわなかったということですが)


映像は2011年のものです。


また、14年ほど前その飲み会でお会いしたのが宮崎からスクーターで毎年来ているというS姉さんでした。S姉さんは当時70代でしたので、今はもう80代半ばだと思います。7月くらいから北上して夏の間北海道ツーリングをされていて、その途中でみどり湯に何泊か逗留するそうです。最近では雑誌などでも取り上げられるようになり、レジェンドライダーです。数年前、北海道へ来る途中で事故に遭われてツーリングを取りやめNHKには出演ならずだったそうですが、それくらい有名になられたようです。最初、近所のおばちゃんが遊びに来ているのかな?と思ってたのですが、飲み会の自己紹介の席で「宮崎からスクーターできました。おばあちゃんて呼ばないで」と仰っていて度肝を抜かれました(笑)その後、何回かみどり湯でお会いしましたが毎回すごいなあと思って見ていました。


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2011年当時。ピンクのシャツがS姉さんです。自分は奥の方に写っています。


みどり湯はライダーハウスもやっていますが、現在稚内で唯一の銭湯です。今春、銭湯の老朽化に伴い改装を計画なさってたのですが、予算捻出にクラウドファンディングを実施していました。オーナーのおばちゃんはPCやITは疎いほうなのですが、かなり思い切ったと思います。今月、改装が終わって開店されたそうです。少額ながら私も参加させて頂きました。ライダーハウスの無料宿泊券が特典なのですが、今年のこの状況を考えるといつ行けるのやら・・・。


みどり湯のオーナーは長年に渡って毎日ブログを更新されています。来訪された方がどんな方だったのか、どんな事件があったのか、稚内の暮らしぶりも見えてきて非常に面白いブログです。

お時間のある方はぜひのぞいてみてください。


今回は北海道ツーリングでお世話になっているライダーハウスのお話でした。

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