北海道撮影の収穫②雲海
- takunc54

- 2020年9月6日
- 読了時間: 3分


こんにちは!今回は北海道撮影の収穫②雲海の紹介です。
今日、テレビの「世界ふしぎ発見」でも取り上げられていましたが、津別峠の雲海です。
屈斜路湖では美幌峠からの景色や雲海が有名ですが、近年津別峠が取り上げられることも増えてきました。津別峠は美幌峠よりも標高が高いので大きな雲海が出ても霧に飲まれることが少ないのです。
津別峠はトマムの雲海発生確率よりも高い60%の確率で雲海が見ることができると言われていて、麓のホテルが近年ツアーを組むほどの人気になっています。
テレビでは、海からの霧の影響で雲海が出やすいと言っていましたが、それだけではないと思います。なぜなら直線距離で30キロほどの摩周湖では雲海が出ないのに屈斜路湖で出ていることがままあります。これは、屈斜路湖の湖畔にはいくつか温泉があり水温と気温の差が大きいのも影響していると思われます。冬は同様の理由で霧氷が見られる確率も高いです。
津別峠が取り上げられることが少ないのはなぜか?
それは、舗装されてからまだ20年ほどの歴史しかなく、その舗装路が非常に狭く脆いのが影響していると思われます。また、冬季通行止めの期間が長く5月末から10月中旬位までしか通行できないのもあると思います。
近年では台風の影響で大きな土砂崩れがあり、復旧に2年近くかかったこともあります。
生活道路ではないため、災害での通行止めが発生するとなかなか作業の順番が回ってこないという事情もあります。
また、テレビでは展望台からの撮影でしたが、展望台は麓のホテルが管理しているので朝方はツアー客しか入ることができません。
ここ数年展望台下の撮影ポイントの前の熊笹が伸びてきて湖の展望に影響が出てきています。手入れされて刈られてはいますが、それでも10年前に比べると笹の伸長は伸びているように感じます。
それでも最後に絶景が拝めたのはもう9年ほど前になるので、今年は久々に雲海の絶景に出会うことができました。
毎年、年数回は麓に行ってるんですけどねww
9年前、たまたまライダーハウスで出会った青年が「絶景に興味はないし、美味しいものもさほど興味ない。たまたまバイクのイベントがあって北海道に来ただけ」と言ってたのですが、津別峠に連れていったら「想像の絶景のレベルを超えていました!」と感動のセリフを残して去っていきました。
津別峠の雲海は生で見るとそれほどのインパクトのある景色だと思います。
ちなみに、絶景のチャンスを最大限に活かすため、撮影はカメラ複数台で撮影することにしています。


基本構成として、
α7RM3には広角もしくは標準レンズを装着(KANIハーフND装着)
α9に望遠レンズを装着(場合によってはKANIハーフNDもしくはKENKOハーフNDを装着)
α6400に標準レンズを装着(場合によってはKENKOハーフNDを装着)でタイムラプス
という組み合わせと設定で撮影します。
これにより一度の撮影で、広角もしくは標準の画角のカットを1枚、望遠で1枚、タイムラプスの動画を1本と3セット得ることができます。
なので撮影前は相当忙しいですww
しかも広角や標準はタイムラプスと被らないよう少し離れた場所で撮影するようにしていますので、リモコンも駆使して遠隔操作しています。
こういう撮影は「きちんと被写体に向き合ってない」という意見もありますが、構図は撮影前に吟味して決めていますのでタイミングを計っているに過ぎません。
今回は北海道撮影の収穫②雲海の紹介でした。




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