奥多摩星空撮影記
- takunc54

- 2020年8月17日
- 読了時間: 3分

こんにちは!今回は撮影の紹介です。
先日、お盆休み中にペルセウス流星群のニュースが話題になっていましたが、私も乗っかってみましたww
私は仕事の都合上お盆休みに縁がなかったのですが、昨年からお盆に有給休暇を必ず2日間取るルールになりました。昨年は何とか人が少ない山を探して登山したのですが、熱中症であえなく敗退。今年は直前までどうしようか悩んでいました。
今月頭に行った山梨県の大弛峠(おおだるみとうげ)は駐車場が2000㍍を超えているのでいいロケーションだなと思っていたのですが、密も嫌だし撮影のライバルが多いのも面倒というのもあってかねてから考えていた都内での天の川の撮影、それも流星を絡めたカットが撮れないかと考え始めました。実は数年前にも実行していて雲取山まで行けば都内での天の川は絶対撮影できるという確信がありました。しかし、雲取山登山の際は天気予報が外れて雨が降ってしまい残念ながら撮影できませんでした。
雲取山は現在、奥多摩小屋が閉鎖になってしまい絶好の撮影ポイントにテントが張れなくなりました。なので今回は登山を考えていませんでした。
6月にも奥多摩湖に夜中行って天の川が撮れそうなポイントを探しに行き、どの程度人の往来があるかを確認しに行っていました。一人だと仮にいい場所が見つかっても奥多摩ではツキノワグマの危険もありますし。
出した結論は県境ギリギリにある道路沿い、奥多摩湖畔のドラム缶橋(留浦<とずら>の浮橋)です。
道路沿いで駐車場がある、湖畔からドラム缶橋を入れて撮影すれば奥多摩湖であることがわかる、湖畔が広く人が一か所に集まりにくい、トイレがあるなどが決め手でした。
奥多摩湖の小河内ダムの駐車場は路駐が出るほどの混雑だったのには驚きましたが、留浦まで来る人はまばらでした。しかも、ほとんどの方が流星群を見に来たのではなく、なんとなく星を見に来たり浮き橋を渡ったり、カブトムシを探しに来たりと目的の違う方ばかりで撮影目的は数名でした。
おかげで撮影ポジションは選び放題ww
むしろ、「何をされてるんですか?」「どんなの撮れるんですか?」と家族連れの方のインストラクター状態でしたww
当日昼間に熱中症気味でしたので出発が遅れ、撮影を始めたのは22時過ぎ。
ピークと言われる12日は曇りの予報だったので11日に行ったのですが、11日はかなり暑く夜中になっても25℃を上回る気温。奥多摩でもじっとしていれば涼しいですが、三脚を立ててピントを合わせてと作業をしていると汗が噴き出す状況でした。
しかも藪蚊対策で長袖を着ていたので汗だくでした(あ!でもスコーロンは最高でしたよ!)
朝まで撮影しようか迷いましたが、体力に不安があったのと1時過ぎには月の影響が出始めるのと天の川がかなり沈んでくるので1時に撤収しました。
奥多摩は子供のころから登山で行くことが多く、学生時代にもバイクで訪れることが多かったので道をよく知っていて夜中でも慣れているせいかあまり苦にならないのも行こうと思った、行きやすかった一因かもしれません。夜中帰ってくるのも全然問題なしでした。
こうして以前から考えていた「都内で天の川、流星」をかなえることができました。

1枚目はフィルターを何も使用していませんが、このカットはKANIのLPRF(光害カットフィルター)を使用しています。奥多摩といえども山の稜線はLPRFを使った方が自然な感じになったように思います。
奥多摩湖留浦の浮橋(とずらのうきはし)

今回は奥多摩星空撮影記の紹介でした。




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