山岳写真家 白旗史朗写真展に行ってきました!
- takunc54

- 2020年7月19日
- 読了時間: 2分
こんにちは!今回は山岳写真家白旗史朗氏の写真展の紹介です。
白旗史朗氏は山岳写真の一人者岡田紅陽氏の弟子で、山岳写真の先駆けとなったお方です。
師匠の岡田紅陽氏は富士山の写真が多い方でしたが、白旗史朗氏は富士山だけでなく様々な山の写真を日本を問わず海外の山も撮影されています。
重い重い中判カメラや大判カメラを背負い、60キロにもなる荷物を担いで季節を問わず登られています。
私が白旗史朗氏を知ったのは、もう20年ほど前に本屋で平積みされた写真集を見つけたのがきっかけでした。そのときはまだフィルムカメラが全盛でパノラマカメラが話題になった頃でした(確か富士フィルムのTX-1だったと思います)
フィルム時代を知る方はご存知だと思いますが、当時のパノラマは画面の上下を切り取って横長の縦横比にしただけの正直言ってインチキなパノラマでしたww
そんな中、富士フィルムのTX-1は本物のパノラマを実現したカメラでした。
しかし、パノラマというのは非常に難しくあまり魅力的な写真がないというのが正直な感想でした。
白旗史朗氏の写真集を手にしたとき、パノラマとはかくあるべきというお手本を見せられたような衝撃を受けました。白旗史朗氏のパノラマ写真は富士フィルムのTX-1の中判バージョンのGX617というカメラで撮影されたものでした。TX-1は35㎜フィルムを使用しますが、GX617は中判カメラですので35㎜フィルムの2.7倍の面積を持ち、6×17㎜というサイズでした。
その場で手にした写真集を買ったのはその時限りです。
非常に大きなインパクトを受けたのを覚えています。
「ジャンダルム」という北アルプスの山の名前と存在を知ったのもそのときです。
日本にこんな山があるんだ!すげえ!と感動しました。
その白旗史朗氏は昨年末永眠されました。
山中湖忍野にある白旗史朗氏師匠の岡田紅陽氏の写真美術館で白旗史朗氏の追悼写真展が開催されていたので立ち寄りました。立地的に富士山と縁の深い場所ですので、富士山以外の写真は展示されていませんが非常に見ごたえのある写真展になっています。
9月2日まで開催されていますので、ご興味のある方はぜひ行ってみてください。入場料は500円です。
今回は山岳写真家白旗史朗氏追悼写真展の紹介でした。




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