私が北海道へ通う理由
- takunc54

- 2020年5月23日
- 読了時間: 4分

私が北海道へ通い始めたのは高校生のころ。最初は子供のころ札幌に住んでいたので、それをなぞる旅でした。当時の私は鉄ちゃんで、北海道周遊券を握りしめて夜な夜な夜行列車に乗って宿泊代を浮かして旅をしていました。しかし、その一方で「バイクってカッコいいな」「ツーリングしてみたいな」という思いもありました。けれども私の両親はバイクには猛反対でしたから、その熱がくるのはもう少し後になります。北海道周遊券や青春18きっぷを使って旅をしてわかったことは、「絶景を楽しむ」「大陸的な解放感に浸る」「旅人同士の触れ合い」でした。旅を重ねるうちに、鉄道から降りた先の絶景を見たくなったのと夜行列車で寝るだけでなく宿に泊まらないとわからないことがあるな、という思いからバイク旅に憧れるようになりました。転機は大学生のころ一人暮らしをすることになった時でした。大学に通っている最中に実家が引っ越してしまって、実家から大学に通うにはちょっと微妙な距離になってしまったのです。このときしかない!と思った私は車の免許を取った次の日からバイクの教習所に通い始めました。北海道にツーリングに行きたい気持ちで盛り上がった私は免許を取った次の日にHONDA CBB400SFの新車を納車したのです(笑)
1週間後、学校帰りに速度超過で赤切符を切られて1カ月の免停を食らいました。しかし、盛り上がった私の気持ちは止まりません。免停が空けた翌日から北海道ツーリングに出発しましたww
そう、初めてのツーリングは北海道でした。一時住んでいて鉄道で旅したこともあった北海道でしたが、ツーリングでの北海道はそれはもう別世界でした。「絶景」も「解放感」も「旅人同士の触れ合い」もけた違いでした。特に感じたのは「旅人同士の触れ合い」に「地元の人との触れ合い」も加わり、バイク以外の交通手段の方とも接点ができたことでした。自転車、ヒッチハイカー、車中泊の方、宿のオーナーなど様々な人との出会いがありました。今ではツーリングに行く理由の一つが「北海道には旅人がいる」ことになりました。
また、ツーリングを重ねるうちに「写真」や「登山」や「冬景色」にも興味を持つようになり、写真を撮るためや冬の景色を見たいがために北海道へ行くようになりました。旅人たちの口から「北海道が本当に好きなら冬に来るべきだ」という意見にも突き動かされました。
いつしかバイクは数ある手段の中の一つになりました。今でも北海道に行く交通手段としてはバイクが一番いいと思っていますが、「絶景を見たい」「冬に来たい」ということが優先される時が多々出てきたからです。
「絶景を見たい」「冬に来たい」という撮影中心で考えた場合、北海道は見たいものとそれらの距離が近く、非常に効率的であったのも通う理由の一つになっています。例えば、有名な摩周湖と屈斜路湖はわずか1時間ほどで移動できます。そしてそこから1時間半も走れば知床にいくこともできるのです。しかもその間に通行の障害となるものもほとんどありません。少ない時間で効率的に様々なものが見られるのです。

また、初夏にはクジラやシャチ、晩夏から秋にはヒグマ、年間を通してキタキツネやエゾシカ、エゾリスなど様々な野生動物と出会えることも魅力です。特に日本でシャチが見られるというのは非常に衝撃的でした。


10年ほど前からスキーでニセコに通うようにもなりました。雪質は噂に聞いていましたが、これまたけた違いのすごさでホテルから一歩出ただけでパウダースノーという環境に一発で虜になりました。

本格的な登山ではないものの、日帰りで行ける山の絶景にも魅せられました。子供のころ連れていかれて印象の強かった大雪山系の紅葉は大人になって数十年後鮮明に蘇ってきました。
こんな風に「ツーリング」「撮影」「スキー」「登山」と行く理由がたくさんあるんですww
最近では「旅」よりも「撮影」で行くことが多くはなっていますが。
「おいしいごはん」や「温泉」はこの中に入っていないですからね。それらも加えるともっと行く理由ができてしまいますね(笑)
今回は私が北海道に通う理由でした。




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